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〔道案内事変〕



1/26。
えー、初の続き物です。
おっちゃんスペース取りすぎ。
えー、前期選抜終了致しました。
また徒然なるままに載せるかも知れませんが、可能性は低いっちゃひくいですね(ぇ




えー、何だったかな
そうそう セブ○に着いたんだ
・・・やっとの事でたどり着いたセブ○。
おっちゃんも安心顔。

「あ、じゃあ行って来ますんで!」
「あ、はい」

やや小走りのおっちゃん。
入り口に近付くと、何故かもう一言。

「すいませんねぇ、行って来ます」
「あ、はい、待ってますよ」

何回言う気なんだろう・・・
いや やめておこう きりがない
しかしおっちゃん、またも一言

「あの、じゃ行きますんで!」
「あ・・・はい、待ってますよ中で

外は確実に氷点下だった。
水たまりが凍り始める外気は衣服を突き抜けるのでダイレクトに寒い。
おっちゃん。
こんななかきみは、中学三年生の女子をたとえ見えなくても女子を仮にも道案内したヤツを置き去ろうというのか
ちょっと自信ない道案内だったけど (だってコンビニ行かねぇもんよ
ちょっと時間オーバーしちゃったけど  (だっておっちゃん歩くの遅ぇもんよ
それはむごすぎないだろうか

しかし。


「じゃ、行って来ます」
「・・・・はい。」

何かよくわからんが、どうやら俚を店に入れたくないらしいおっちゃん。
しかたなく外で待つことにする。


「・・・何やってんだろ、俺。」

ボソッと呟いた言葉はそのまま俚に突き刺さりました。




待つこと2分。
おっちゃん、笑顔で店から出てくる。
しかしその手には何故か袋がぶら下がっている。
おいおい送金にいったんじゃ無いのか それで中身がタバコだったら泣くぞ
そんな俚の気を知ってかしらずか(だから知るれねぇよ)笑顔で袋をガサゴゾするおっちゃん。





すると。


なんと、ミルクコーヒーを持って居るではないか。

「これどーぞ!寒いですから!」
「え、いいんですか?」
「どーぞどーぞ!」

おっちゃん 疑ってゴメンよ
俚のためにわざわざ買ってきてくれたんだね

初めておっちゃんに感謝の念を抱く俚。
あぁ、人助けっていいかもな なんてボランティア活動家の精神を垣間見た感じ。
結局送金は出来なかったらしい。

「あ〜、残念でしたね・・・もうひとつセブ○ありますけどそっち行きます?」
「いえ!もう大丈夫です!お姉ちゃん遅くなると悪いから!」
「そうですか〜」
「この辺に郵便局ってありますかね?」
「はい、こっちとあっちに2件あります」
「いやぁ、郵便振り込みしたいんだけど、昼間は仕事でねぇ」
「郵便振替!?」
「はい。じゃあ明日来るかな・・・」

・・・。
セブ○で郵便振替って出来るの!?
郵便振替って郵便局でするから郵便振替なんじゃないの!?
しかし上司に言われてきたんだから間違いは無い・・・はずだ。
・・・

まぁいいや(スルー

えーと 何だったかな
あぁそうそう

おっちゃんの好意を有り難く受け取り、もう一方のセブ○への道案内はしないことにした。

「あとは八百屋案内して貰うだけでいいですから」




・・・ん?






ははは 空耳だよな






なんか今、八百屋案内しろとか聞こえたけど、それって幻聴だよな


「・・・」
(にこにこ)

・・・負けました。
ええいいですよ行くよ行きますよ行きゃあいいんでしょっ!
今日何回己と闘ったのだろうか
・・・まぁしょうがない ほら俺って優しいから(にっこり)

「あ、これいただきます」
「あ、どーぞどーぞ!いやぁ悪ぃね!」

お行儀良くいただきますして、ミルクコーヒーを頂いた。
あぁ、人って温けぇなぁ(溜息

「お姉ちゃんこの辺なの?」
「はい。さっきの大通りのすぐ近くです。」

おっちゃんが「さっきの大通り」という表現を理解できていないように見えたが、スルー。
もういいです。
俚もう疲れたモン(壊

「俺はね、秋田なんだよ。会社の本社は横浜にあって。」
「あー、バラバラですね」
「そんで、仕事で2週間ばかり長野にいるんですよ」
「そうなんですかー。じゃあ全然わかんないですよね〜」
「そうなんですよね〜」

じゃあさ。
せめて地図買おうよ。

「お姉ちゃんは高校どこ行きたいの?」
「あ〜っと、N高校を一応志望してます」
「ほ〜」

<<俚の用語解説コーナー>>
N高校・・・結構有名な進学校。
      前期選抜での募集観点をこれでもかというくらいハッキリ示してくれた高校。
      俚の親父方の親族はみ〜んなN高卒なので、仮に滑っちゃったりしたら多分絶対白〜い目で睨まれます。

「じゃあ、その後は大学行って。」
「はい。」
「将来はどんな職業に?」
「あ〜・・・一応薬剤師になろうと思ってますね」

俚ってば単純純粋だから、聞かれたら素直に答えます。

「ほぉ〜いいねぇ。堅い仕事だねぇ〜 いいねぇ堅い仕事は。」
「はは・・は・・・」

感心し始めてしまったおっちゃん。
なんかもう、絶対ならなきゃいけないような気になってしまう。

「いやぁ悪ぃね!」
「いえいえそんな、こちらこそ!」

なんか聞いたことある文章が・・・
嫌な予感〜いよかん食べていいよか〜ん(死

「は〜薬剤師か〜いいねぇ堅い仕事で」
「はぃ・・・」

がっ頑張れ。
後少しだ。

「真っ暗だ・・・いやぁ悪ぃね!」
「いやいやそんな・・・」

いやいやそんな。
全然大丈夫ですよ、時間の方は。
ただね、精神の方はいい加減限界かと。


その後もおっちゃんはいやぁ悪いねを2回くらいカマしてくれました。
しかも、俚がミルクコーヒーを有り難くいただいている瞬間に言ってくれるもんだからもう大感謝です

「で、八百屋はまだですかね?」
「あぁはいもう少しです」

あはは もう返答に覇気がない
あはは・・・はは(疲


そんなこんなで、あとは普通に(いやもう普通とかないが)八百屋に到着。

「あぁ、着きましたね」
「あ〜あ〜。いやぁ、本当にありがとうございました!」
「いえいえこちらこそ良い経験させて貰いました
「ええと、ここをこう行けばスグ帰れますね!」
「はい!俺の足なら
「忙しい中ホント悪かったねぇ」
「いえいえ明日前期選抜ですけど(笑顔
「それじゃあ!有り難う御座いました!」
「はい!それじゃあ!」

笑顔で八百屋に消えていくおっちゃん。







終わった。


終わったよ。


終わったんだYO!
あぁ頑張ったよ前期選抜前日
そんな思いを胸に、さっさと帰宅する俚。









本日の収穫:

秋田っ子全開の照り焼きな笑顔

いつまでも暖かいミルクコーヒー

ボランティア精神とはなんたるか(涙目





今度からはカーナビもって外歩こうと思います。






・・・とか言ってもツッコんでくれる人の居ない寂しさを1人かみしめながらパソコンと戯れる明日試験明日試験の中学生。







帰る
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