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〔私の枕草子事変〕
枕草子。清少納言の随筆で、国語の教科書にのってるヤツです。
なァんて妙な説明しなくても大半の方はご存知かと思います。
上の2行を打つにあたって
Yuka姉さん
に『枕草子って清少納言だっけ』とか愚問したという事実は闇に葬られました。
一年生の終わりの頃その枕草子を学習し終えて、先生から皆にある提案がありました。
『自分の枕草子を作ってみましょう。』
突如言い渡されたプロジェクト。
国語・作文の類が嫌いな俚は、心の底で悪態を
憑き
付きまくりました。
「めんでー」
「思いつかねー」
教室に転がるダルい声。
なんだ、
みんな同じじゃねぇか(悦
でもそいつらと共感持ってる場合じゃありません
提出期限まで3日しかないのです
俚は割かしまともに考えました。
普段楽することにしか使っていない脳みそをドライブスピンな勢いで回転させました。
『季節について・・・いや軒並みだな
好きなもの・・・4つに収まんねぇな
食べ物・・・また笑い者にされるな』
・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(諦
ってな訳で何にも思い浮かばず、大顰蹙覚悟で選んだ題材
それは
いやなもの
それでは、その全貌を御覧下さい。
春は家庭訪問
大人二人の会話に
引きつり笑が続く
夏は山積みの宿題
筆記用具すら持ってくれない
自分の右手
秋は読書感想文
どうしても去年と同じになってしまう文末
冬は書初め
普段書きなれている文字なのに
どうして一日かかるんだろう
・・・・
何じゃこりゃあああぁぁぁ
←分かる人いるかしら
他の人の作品は、俚が軒並みと捨て去った季節や部活についてだったが
みんなそれなりの工夫が凝らされており悪くない寧ろかなり良い出来映えだった
しかし
皆さんは『時既に遅し』という言葉をご存じだろう
未だに「16−9=5」とか答えている俚ですら知っていた名言(?)の通り、遅かった。
もう提出してました(笑顔
でも、
どうやら成績つけるためだけに書かせたらしく、幸いみんなの前で発表ということはなかったので些か安堵する俚
提出後、友達とこれをネタに話したぐらいで、「俚の枕草子」の存在は記憶から削除されました。
が。
それから3ヶ月後、翌年はクラス替えだからと文集を作ることになった
一年間のクラスの思い出(部活はダメ)を半ページ分×全員分と
なんかよく分からないけど学級便りの再録ものせられた無意味に豪華な文集ができあがっていった。
この文集の作文もやっつけ仕事で滅茶苦茶な物だったことは覚えている
兎角作文と相性の悪いヤツである
ってなわけで、そんなヤケクソな文集を俚が保存する気も全くなく、
さっさと紙類に分類される予定で居た。
居たのだが。
『国語の作品も載せましょう』
ねえ先生、一つ聞いていいかな
どうして俚の場合”人生”ってかいて
”ネタ”って読めるんだろう
結局だれも反対するような勇者もおらず、再録は決定した。
「春はさくらが綺麗でをかし」と書いてある隣に「家庭訪問」
「夏は晴れていて部活がどうの」と真面目な文章の斜めに位置する「山積みの宿題」
「秋はさつまいもがどうの」と静かに食欲を誘う文章の付近に「読書感想文」
「冬は雪がをかし」と風情のある文章のそばに「書き初め」
これを
惨め
と呼ばずなんと呼ぼうか
挙げ句の果てに、提出時間ぎりぎりに書き殴った文章なので文字が明後日の方向を向いている
っていうか中学生の文字にみえなかった。
あまりに酷すぎで ((滝涙
文集のそのページを見ているときほど切ない気持ちになるものは今のところ発見されていません
因みにこの文集は、俚の部屋のどこかで眠っています。
多分次に日の目を見るときは「文集」でなく
「紙類」
として扱われる事が予想されます。
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